高野山真言宗 瑠璃山 医王密寺 恵光院と称し、弘法大師を宗祖といたします。
寛永年中(1624~1644)筑前国第二代藩主 黒田忠之公を開基とし、筥崎宮座主坊 五智輪院 正範大和上により開山されました。。
ご本尊様は、薬師如来さまです。手にお持ちになられた薬壺にて参詣される方々の病気を癒し、心身の悩みを苦しみといったものを救って下さいます。
九州二十四地蔵霊場 二十一番札所のご本尊様には 延命地蔵尊 が、お祀りされています。
恵光院は、筥崎八幡宮の「結縁寺」として、歴代座主の墓所があり菩提を弔っております。その縁もあって、明治維新の折激しく吹き荒れた「廃仏毀釈」の嵐により、筥崎宮周辺の格社坊が廃滅する中、この難を逃れた恵光院に筥崎宮や各社坊にあった数多くの仏像・仏画等の什物が移され今日にのこされています。筥崎宮社坊中 唯一残る寺院として、又、当院に残された宝物は、神仏習合の時代における筥崎宮社坊の歴史を知る上で貴重なものとされています。