筑後 現在の久留米市に江戸の初期現当二世の願いのもとに阿弥陀如来と延命地蔵尊のお堂が建立された。阿弥陀如来には極楽浄土を願い、地蔵尊にはこの世において健康で幸せな生活を願った。特に地蔵尊には老後におけるしもの世話をしてもらわくて済むようにとの願いからいつの頃からか新しい下着は必ず地蔵尊の前において祈願してから身につけることが習慣になった。その霊験が非常にあらたかだったので嫁の手がいらない嫁いらずの地蔵尊だと呼ばれ信仰を集めた。
都市化により、地蔵尊は甘木の高野寺に安置され「嫁いらず地蔵尊」として九州二十四地蔵尊の七番札所の本尊として祀られている。
現在では護摩祈願された下着が、肌守りとして用意されている。 合掌